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適当にいこうや

天空の扉の感想・評価

time 2018/01/14

天空の扉の感想・評価

ルーラーそれは最強の攻撃魔法だった

天空の扉のストーリー

天空の扉の世界は、ドラクエの様な世界、魔王デイアボロが倒された世界で、主人公のルーシュ・モーデリアは「世界最速の運送業者」を目指して「マクロドライブ(ルーラ)」の修行をしていた。
しかし、何度修行しても威力は十分なのに100mしか瞬間移動できないとの悩みがあった。

ある日、近所の森にドラゴンが現れ、女剣士が襲われているのを助けた瞬間移動助けたルーシュ・モーデリアは、その女剣士レイシャ・ソルディトが魔王護衛軍最強の剣士で傍らにつれていたぬいぐるみのようなモンスターが魔王ディアボロだと知り驚愕する。しかも、魔王打倒後の勇者パーティは魔族の殺し屋に毒を盛られて殺された事を問い質すと。ディアボロは自分の「意思では無い」「知らない方がいい」と答える。そして、レイシャの傷が癒えて旅立とうとする時に突如村が襲撃される。

村人を助ける為にレイシャが極大魔法で魔物を吹き飛ばすも、最初の数秒で村は壊滅、そして、魔王護衛軍であり洗脳したレイシャの姉2人を連れて、死んだと言われていた勇者レイが登場する。しかも、ディアボロからモンスターを使って村を襲わせたのは勇者レイだと聞かされ驚愕する主人公だった。加えて勇者本人から「王国の人間に毒を盛られて、俺だけちょっと事情があって生き返った。」「世界を救った勇者一行なんて最強のカリスマは邪魔だったんだよ」などとディアボロの話と一致する事を話す勇者レイ、目的はマクロドライブを使えるルーシュの姉のルサルカを誘拐することで、ルサルカを呼び戻す為村を焼いたと言い出す。

そして、レイシャと幼馴染のマギアに止めを刺そうとする勇者、止めようと食い下がる主人公だが全く歯が立たず勇者の剣が2人を貫こうとした時にルーシュのマクロドライブが炸裂し、勇者の腕が吹き飛ぶ。

実はルーシューがマクロドライブが出来ないのは威力が強すぎて心理的ブレーキがかかっていた為で、父親や姉が出来なかった。石や瓦礫などを飛ばす「射出型(いわゆるレールガン)」としては発動可能だったのだ。マッハ50で打ち出す瓦礫はそのスピードだけで強大な破壊力となり鳥の羽を弾丸にしても山に大穴を空ける程の威力になる。

勇者を吹き飛ばすルーシュだが、魔王護衛郡の魔法により勇者は復活、姉を楯にして勇者は撤退していく。

その後、魔王ディアボロの話により、マクロドライブでしかいけない場所「天空の扉」に至り王になった者はどんな願いでもかなえられると聞き、勇者の目的が明らかになる。レイシャとディアボロはその勇者を止め姉二人を取り戻す為、マギアとルーシュはルサルカを取り戻す為一緒に旅を始める事になる。

天空の扉の評価(5段階)

画力・・・・・★★★★  普通にきれい
ストーリ・・・★★★★★ 魔界・人間界供に裏の話が出たり面白い
設定・・・・・★★★★★ 魔法を科学的に考えているのが面白い
キャラ・・・・★★★★★ かなり変人ぞろいで面白い
その他・・・・★★★★  情報戦・心理戦・科学力・軍事力・経済力まで絡む
総合・・・・・★★★★★ 一人ひとりキャラの事情まで紡いでいる作品。

天空の扉の感想

このマンガの面白い所は、魔王ディアボロの戦略です。魔王が重要視しているのは情報、敵の情報、見方の情報、周囲の状況すべてを考えて戦略を練ります。大規模攻撃を出来るルーシュと近接戦闘で最強のレイシャ、回復呪文を使えるマギアと普通の人と見られているスタンピートでのパーティで当初は進みます。当初は、ルーシュの攻撃で吹き飛ばし、レイシャの風魔法で防壁を張るのが基本でしたが、現在はとある事故でバラバラに・・・・

また、面白いのは、ルサルカの喧嘩の飲み込みの早さ、自分が殺されもしない立場にある事を理解したら、天空の扉の場所を知っていると騙して、勇者と部下の魔界の六大団長を、ドラゴンの巣などのデットポイントツアーに連れ回して、半壊させてしまう。後にわかるが、ルサルカは地元で同年代のボスの座にあったらしい。

 

このマンガで最も面白いのはスタンピートだ。

  • 氷雪族の女性の中で最大の魔力を持つといわれる「つらら」
  • 魔界最強といわれる竜魔族の少女「フェアリア・マークレーデン」
  • 元勇者レイの六大団長「ガルドフス」

これらを仲間に加えて、さらに単身で乗り込んで来た勇者の撤退間際には、勇者レイとレイシャの姉2人を次々に狙撃し、レイシャの姉マーレの魔力が尽きかける状態まで落しいれフランを残して撤退する状況まで追い込む。しかもフランの洗脳解除に成功し、バラバラになったパーティの中で最強戦力になってしまう。

しかも、本人の性格として、非常に冷静でつかまった時も詰んだかなとか冷静に状況を把握している。ある意味ディアボロ以外でパーティを指揮できるのはスタンピートだけかも知れない。元勇者レイの初期レプリカ装備を装備していたし、勇者レイが落していった意思を持つ剣「小さな加護の剣」も一度は使えている。今後、彼の行動がどう物語に影響してくるのか見ているのも面白いかもしれない。

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