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機動戦士Zガンダム ガンダム作品の2作目 宇宙世紀の物語の中核を担う作品

time 2017/06/10

機動戦士Zガンダム ガンダム作品の2作目 宇宙世紀の物語の中核を担う作品

Zガンダム ガンダムシリーズの2作品目

ストーリ

ストーリとしてはジオン共和国が先の1年戦争といわれる戦争に敗北した7年後で、地球連邦軍内ではジャミトフ・ハイマンがスペースノイドに反感を持つ地球出身の仕官を中心とした、ティターンズという組織を結成し、スペースノイドに対する圧力を強めていく、そんな中、サイド1の30番地コロニーで反連邦集会が発生しティターンズは同コロニーに毒ガスを注入して虐殺を行い隠蔽を行う。それに対し、ブレックス・フォーラ准将は実戦部隊の経験者を中心にティターンズに対抗する反地球連邦組織エゥーゴを結成しこれに対抗、エゥーゴがガンダムMK-Ⅱを強奪した事をきっかけに対立は実際の戦闘になっていく。
また、アステロイドベルトに潜んでいた先の大戦のジオン軍の残党勢力アクシズも、連邦軍内の分裂を好機と考え、地球圏に舞戻って来きて三つ巴の戦いになる。

いわゆる、ガンダムシリーズの2作目の作品、前回のガンダムは無骨な形のデザインだったが、今作品ではかなりスタイリッシュな形に変更されている。しかも、可変式のモビルスーツが登場し、戦闘も単なる2つの勢力の戦いではなく、3勢力が争うため、交渉したり共闘したり裏切り・暗殺が発生したりと複雑になっている。また、ファーストガンダム以上に登場キャラが多く、ニュータイプも多いしニュータイプに対抗する人造的にニュータイプの能力を持った強化人間も登場する。

 

作品の評価

画力・・・・・★★★★  多少古さが目立つ
ストーリ・・・★★★★  三つ巴の戦いで若干複雑だが面白い
設定・・・・・★★★★★ コロニー落しだけでなく、コロニーだけでも凄い考察力
キャラ・・・・★★★★★ 有名キャラが多く、名台詞も多い
その他・・・・★★★★★ 人間ドラマとしても優れている・・悲劇だが・・
総合・・・・・★★★★★ カンダムシリーズの2作品目で懐かしいキャラも出演

感想

ファーストガンダム系の宇宙暦を軸としたガンダム作品で中核をなす作品。ファーストガンダムの7年後の世界、前回のガンダムと同じく新型のガンダムの強奪計画から物語が始まる(ガンダムSEEDも同じだが)

そして、ある意味宇宙世紀の分岐点ともいえる事が、ジェリドがカミーユの名前をからかいパンチを喰らい、カミーユがそこに逮捕されていた事である。その後、ティターンズとエゥーゴの抗争に巻き込まれる形で両親が殺され、カミーユはテイターンズと戦う為にエウーゴに参加する事を決意する。その後、カミーユが多くのティターンズのパイロットを討ち取りジャブロー攻略作戦でも活躍したことを考えると、宇宙世紀を変えた一言といえます。

加えて本作品で面白いのは、前作で出てきた人物が登場する事です。特にシャアはサングラスで誰もが知っている秘密(秘密なのか?)を持って登場クワトロ・バジーナとしてエゥーゴに深く関っています。そして、アムロは一年戦争での並外れた戦果を危険視され地球連邦政府に軟禁状態になっており、ホワイトベース隊の仲間のその後も出てきます。おまけに、カツはワガママに育っており、不人気キャラとして有名です。

また、本作品でのキーパーソンなのはやっぱりシャアです。エゥーゴの設立から関っており、ジャブロー攻撃の際は指揮官になり、その後、ブレックス・フォーラが凶弾に倒れるとエゥーゴの全権を任され、アクシズとの交渉の際にはシャアに戻ったつもりか、ハマーンを一喝して交渉を断絶させます。しかも、ハマーンはシャアに惚れているため色々と甘い事をしてますが、シャアにはその気は無いみたいで胸倉を掴んだりと扱いが酷いというか、一国の摂政の胸倉掴んだら普通に戦争ですよ。

そして、最後はハマーンがシャアを追い詰めて「これで終わりにするか、続けるか?シャア!」とまで言ってるのに断るシャアも凄いし、あの状況で脱出してるのがもっと凄いと思うのですが、宇宙世紀の戦いの業を背負ったシャアが生き延びることで「逆襲のシャア」で新たなる火種を勃発させています。

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