2018/03/11
機動戦士ガンダムSEED DESTINY HG32 1/144 インフィニットジャスティスガンダム
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ガンダムSEEDの続編 計画主義社会がモデル・・・
ガンダムSEED DESTINYのストーリ
ガンダムSEEDのオーブ戦で巻き添えで家族を失い、ザフト軍に入隊したシン・アスカが主人公のガンダムで、ザフトの開発したガンダム3機が何者かに強奪され、ミネルバ隊が追撃を開始するところから物語りは始まる。
当初、新型ガンダムを強奪した謎の部隊を追跡していたミネルバ隊だが、急遽ユニウスセブンが地球に落下しているとの知らせを受け、現場に急行する、そこで見たのは家族を殺された恨みで地球にユニウスセブンを落そうとしている。テロリスト(旧ザフト兵)であった。
ユニウスセブンはミネルバ隊とジュール隊の活躍により破壊されるが、その破片の落下により地球は甚大な被害を受けてしまう。
この事件により、ナチュラルとコーディネーターの対立は激化し、報復としてプラントに対して核兵器が撃ち込まれる。核攻撃はプラントの秘密兵器で阻止されるもこの後再び地球とプラントは戦闘状態に突入していく。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの評価(5段階)
画力・・・・・★★★★ CGが入って綺麗
ストーリ・・・★★★★★ 競争主義社会と同時多発テロを反映したストーリ
設定・・・・・★★★★★ 前作の続きだが大衆扇動などよりダークに
キャラ・・・・★★★★★ ハイスペックキャラ多すぎ
その他・・・・★★★★ ついにザクとグフとドムが・・・
総合・・・・・★★★★★ 前作の主人公の横槍で決着
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの感想
前回は同時多発テロをモチーフにハリウッド風に作られたガンダムSEEDでしたが、今回はクラシック音楽風になって、計画主義社会と自由主義社会の対立になっている。
この作品に出てくるデスティニープランは計画主義の極みとも言われるような職業適性化計画だが、宣伝工作の上手さと勢いで多くの人間を引き付けてしまう。ある意味扇動政治・大衆扇動の凄さが分かる作品です。
そして、この作品で注目するべきは、稀代の謀略家、デュランダル議長である。
彼の実績は
- 先の大戦の英雄であるアスランを巧みに洗脳し手駒の一つとする。
- ユニウスセブンの落下事件では、巧みに援助と演説を行い連合軍内での分断を起こす。
- キラ・ラクスなどアークエンジェル隊の生き残りに暗殺部隊を送る。
- デストロイガンダムの出現時には戦っていたフリーダムを消去した画像を消して宣伝工作に使用し、さらに、ロゴスという憎まれ役を作り、人々を扇動する。
- ラクスの偽者を作り、宣伝工作に利用し、アークエンジェル・エターナルもロゴスに認定。
- 終盤になると、勧告なしにアルザッヘルへの攻撃を行ったり、オーブへの侵攻を行ってもザフト軍では殆どの人間が疑問を抱かない状態になってしまう。(ジュール隊は別)
爽やかな顔をしてかなり邪悪な人間である。
そして、本作で疑問に思った事は、マリューラミアスのスペックの高さである。前作で艦長だったマリューだが今回もコーディネータの特殊部隊と戦闘、見事切り抜ける・・・・、しかも何人か撃退してる。
おまけに、ムウも前作から実証済みだがコーディネータにも引けを取らないスペックの高さを持っている。
意味通常のコーディネータにも限界がある事が分かる。特に手術前のミーアとか、外見とかは前作で弄れる事は実証済みなのに・・・・、失敗も多くてクレーム多発だったか・・・。
結局、スーパーコーディネータ以外の平均的な能力はコーディネータが上だが、ナチュラルでも能力が高い人間はスーパーコーディネータ並の人間もおり(ムウやクルーゼ)。強化人間は普通にスーパーコーディネータに迫るほど能力が上がると言う事になる。(どちらかと言うとSEEDでの強化人間のほうがはるかに強かったイメージがあるのだが。)
個人的に考えた事は、キラやアスランやフラガ家の遺伝子を入手して、クローンで増産した後、強化人間にすれば最強の部隊が作れるのではないかと思う。(倫理的に怒られろうだが・・・)
遺伝子は人の設計図というが、設計図レベルで間違えているのは根本的に修正不可能なのか・・・