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冒険王ビィトの感想・評価 魔人対人間の戦いが行われている暗黒の世紀が舞台

time 2017/06/28

冒険王ビイト 暗黒の世紀を終わらせる戦い

冒険王ビイトのストーリ

物語は魔人(ヴァンデル)が魔物(モンスター)を使役して人間に襲撃を繰り返している、いわゆる暗黒の世紀と呼ばれる時代の物語。

主人公は幼い頃、村に良く立ち寄る大陸最強の戦士団といわれるゼノン戦士団にあこがれていた。ゼノン戦士団はビイトと親しくしていた、そんなおり、惨劇の王者といわれるベルトーゼがゼノン戦士団を襲撃する。

当初は双方互角の戦いを繰り返していたが、ビイトがゼノン戦士団に声援を送った事を見て取ったベルトーゼがビイトに攻撃を行い。慌ててゼノン戦士団がかばって隙が出来た瞬間にベルトーゼの必殺技が炸裂して壊滅状態になる。

そして、敗北を悟ったゼノン戦士団は自らの命とも言える才牙に生命力を加えてビイトに託しベルトーゼとの最後の戦いに挑み、ベルトーゼを含めて全員が生死不明になる。

ベルトーゼの襲撃から数年後、ヴァンデルバスターとして修行を行っていたビイトが自分の村に帰って来て暗黒の世紀を終わらせる旅に出るところから物語りは本編に入っていく。

冒険王ビイト 作品の評価(5段階)

画力・・・・・★★★★  画力も申し分なし
ストーリ・・・★★★★  無理の無いストーリ
設定・・・・・★★★★  ドラクエのような世界
キャラ・・・・★★★★★ 魔人が個性的過ぎる
その他・・・・★★★★  才牙が個性的
総合・・・・・★★★★    今後の展開が期待できる

冒険王ビイトの感想

冒険王ビイトを最初に読んだとき、正直ダイの大冒険を思い出しました。ダイの大冒険はドラゴンクエストの世界でしたが、本作品は別の世界の物語で魔物が人間たちを襲う世界といっても、その仕組みが異なります。

まず、ドラゴンクエストのように大魔王がいてその指示で魔物が襲ってくるわけではなく、魔人と呼ばれる人間と対立する存在が魔物を使役して襲わせている世界で、特定の魔人が全てを支配するのではなく、勝手気ままに魔人を中心とした集団で襲ってくる世界です。そして、魔人もお互いに牽制し合っており一定の仲間意識はあるものの、それぞれ仲がよかったり反目しており、まさに人間と同じような競い合いの世界をつくっております。

そして、魔賓館が中心になり人間界により深刻な被害を与えると星が授与されるシステムになっており、現在、魔人の中で星は7個が最大で、魔人の最高峰である八輝星(8個)を目指して多くの魔人がしのぎを削っているという色々複雑な設定もあり、単に魔人が敵というよりも、裏にもっと大掛かりな何かがありそうです。

また、この作品で出てくる魔人は非情に個性的です。ちょっとした事で切れて部下までも皆殺しにするほど暴れるグリニテを筆頭に、小動物や子供をかわいがるフラウスキー、争い事が嫌いなのに七つ星の魔人博士ノア、正々堂々とした戦いを好む天空王バロン、女性で七つ星で何か画策しているロディーナ、全魔人の評価と監視を行っている魔賓館館長ジャギーなど、個性的なキャラが多くいます。

今後は予測ですが、魔人の中で人間側に味方する者や完全に他の魔人とは別行動を行う者も出てくるでしょう。

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