天空闘技場編、ヒソカVSカストロ　ヒソカ戦闘考察力差で勝利

ハンター×ハンター6巻のストーリ

ハンターハンター6巻のメインは天空闘技場です。
天空闘技場ではゴンとキルアは物凄いスピードで上にあがっていきます。

キルアは以前に200階まで上がった事がありますし、ゴンもキルアの家に入る為に試しの門で鍛えていたため、殆ど苦労する事はありませんでしたが、キルアがズシと戦ったときに相手の異常な打たれ強さにキルアが気づき「レン」という技を探ろうとします。

しかし、最初はウイングさんに「燃（ネン）」という嘘の説明を受け、体よくかわされてしまいますが、キルアは当初より燃の説明ではズシの打たれ強さの理由の説明がつかないと、ウイングの説明に疑問を持っています。

天球闘技場の200階クラスに入ろうとしたとき、ヒソカより念により妨害を受け、ウイングの燃の説明が嘘だと確証に変わったとき、見かねたウイングが「念」を教えてくれます。

そして、念を覚えたてのゴンは調子に乗って、試合に出場し全治4ヶ月の重症を追ってしまいます。そして、ウイングには2ヶ月間の修行停止を言い渡されます。

ゴンが謹慎状態の時に、ヒソカとカストロとの試合が発生します。当初はカストロが有利に試合をすすめておりましたが、腕を失ったヒソカの腕が何故か復活したり、トランプを利用したパフォーマンスで相手のペースを乱しつつ罠を仕掛けるなどヒソカのペースに持ち込み、最後はノックアウトしてしまいます。ヒソカの強さが発揮された戦いでした。

不親切なウイングと親切なヒソカ

改めて読み直して思ったのですが、ウイングさんって結構不親切だと思いました。

1. 天空闘技場の念能力者が巣食う200階以上に場所にゴンとキルアが踏み込んだときに止めたのはヒソカでした。
2. 最初、燃を教えて誤魔化したが、後に裏ハンター試験の試験官である事が判明・・・

ちなみに1についてはウイングはズシから話を聞いて止めに行くのですが、ヒソカが止めないと危ない所でした。ウイングは200階クラスの住民は新しく入った者に対して念による攻撃を行うので危険と念能力の怖さについて2人に語ってますが、ある意味ヒソカの方がバッチリガードしています。しかも、ゴンとキルアが飛行船のチケットを購入した事を調べて「私用船」で先回りして来て止めたそうです。おまけに完全に念能力に目覚めるのを確認するまで通路に立ちふさがっていました。

加えて、念能力を覚醒させたあとヒソカはお祝いの言葉と注意をしています。ある意味、ウイング師匠より師匠してます・・・・

ヒソカVSカストロ戦、ヒソカ独自の戦闘能力が垣間見える戦い

6巻目の注目ポイントはヒソカとカストロの戦いです。
この戦いは良くカストロが最後に「メモリーの無駄遣い」と評価されたのでカストロが低く評価されておりますが、意外とカストロは強かったのでは無いかと思います。

なぜなら、

①ヒソカの腕を奪った(結果的には2本とも)
②プロハンターでもヒソカに傷を負わせるのは一部しかいない
③ヒソカに与えたダメージから考えるとかなり上位に入る。

序盤はカストロが一方的に押してましたし、ヒソカも対応できていないような状況でしたが、ヒソカが手品を見せ始めた頃から形成が逆転してしまいました。
カストロの能力は自分の分身を作り出す能力でしたが、ヒソカのパフォーマンスにはまり平常心を失った後は一方的な戦いになり、最後はバンジーガムを利用して良く切れるトランプを全身に食らって倒れました。

実はパフォーマンス自体が攻撃のための準備で、カストロの能力を簡単に見破った事やその後の罠の張り方から考えると、ヒソカは単なるバトルマニアではなく頭脳戦に強いタイプだと言う事が分かります。これまでにも攻撃をくらいながら考えていたりと冷静な描写が出てきておりますが本気の戦いになると頭の回転は一段階違います。

カストロもこの時冷静に戦っていれば善戦出来たと思いますが、ヒソカが「キミは踊り狂って死ぬ」と予言しパニック状態に・・・・、頭脳戦ではヒソカには勝てないみたいです。

しかも、この時の戦いを良く見ると。ヒソカが凝を使って注意深く戦っている事がわかります。この時ヒソカは「凝」「陰」「周」を使用したのではないかと思います。ちなみに念能力の戦いでは相手の能力を見抜いた方が断然有利にたてますので、頭が良いことは念能力での戦いには必須です。